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登山

劔岳・源次郎尾根登る

別山乗越から見た劔岳。源次郎尾根は本峰に続く右のスカイラインで二つの峰(台形状のピークで下部から1峰、2峰という)が見える尾根である。その背後には八峰(ギザギザの稜線)。

2峰ピークから見た八峰(右から5峰、5・6のコル、6峰の各フェース群)と後立山連峰(唐松岳、不帰剣、天狗の頭へとつづく稜線)。

2峰からの懸垂下降(約30メートルの壁を一気におりる)。天気がいいと実に気分爽快。

9月17日~19日劔岳源次郎尾根に行ってきた。17日は朝から小雨模様の天気だったが、予定どおり、雄山~大汝山~富士の折立~真砂岳~別山と歩き剣沢小屋に入った。途中、風雨がやや強くなった程度であり、時々、劔岳が正面に大きく見えた。小屋に着くなり「佐藤さん、明日の午前中は天気は大丈夫だよ」と小屋のオーナーからの嬉しいひとこと。

18日朝4時半過ぎ出発。まだまだ暗い中を剣沢を下りた。7月に来た時よりも雪渓の状態は悪いが源次郎尾根の取り付き近くは安定しており全く問題ない(長次郎雪渓は割れており厳しいが)。ただし、ヘッドランプの明かりだけでは取り付き周辺が分かりづらく少し時間をロスした。5時半に登り始める。ガンガン登り、およそ1時間で1峰直下の肩までのぼり、遅い朝食をとった。下の写真は肩からみた剣沢雪渓。

写真左手は別山。右手は室堂乗越へ続く稜線である。その真ん中付近で一番低いところが別山乗越と言われている(剣御前小屋があるところ)。爽やかな秋風を全身で感じながら登り続け、8時35分、頂上に立つ。約3時間の登攀だった。

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